ジストニアはまだまだ世間的に知られていません。
ジストニアは「局所性ジストニア」フォーカルジストニア~、いろいろなジストニアがあります。
ところが。案外と身近にジストニアの人はけっこういます。
実は私の夫は文字を書くときに手がふるえてしまう書痙(しょけい)です。
そして、同じマンションのお隣の詩吟をしている女性です。
このほかにも、私の周りにジストニアの人はいます。本人はジストニアのことを知りません。どうしてこうなったのか悩んでいます。
ということで、今回は改めてジストニアの原因と症状とは?について書きます。
ジストニアの原因と症状について
ネットで検索すると、楽器をやる人、歌手、スポーツマン、など、ひとりひとり症状が違います。どんな症状かというと私の知っている人たちを説明します。
私の周りにいるジストニアの人たち
手がふるえてしまう書痙(しょけい)
夫は文字を書くときに手がふるえてしまう書痙(しょけい)です。
例ば木という漢字を書くときに、木の横線がヒョロっと曲がる。
はじめて症状が現れたのは。夫の父親の告別式で香典を書くときに「手が震えて字が書けない」がはじまりでした。
夫の職業は執筆業でした。
声をふるえる詩吟のEさん
同じURに住んでいる、お隣の女性(Eさん70歳)です。
Eさんはひとり暮らしです。詩吟を習っているようで、朝、昼、夜にEさんの声が聞こえてきました。私はギターをやるので、Eさんとは音楽で通じ合っていました。廊下で立ち話もよくしました。
そんなEさんが「最近、高音になると声が出ないのよ。声がひっくりかえるのよ」と
困ったようにいうのです。Eさんはもともと、コーラスをやっていたそうで、高音はファルセット(裏声)で歌っていました。
そして「弟が姉ちゃんの頭がブルブル震えているっていうのよ」と。Eさんの頭が小刻みに震えているのは私からみてもわかりました。
パニック障害と医者に言われて8年間
前回もこのブログで書きましたが、バス停から降りてきた高齢の女性が、ふらついているので私が手を貸すと「パニック障害と診断されて8年間医者に通っているんです」とのこと。そして、
「身体が揺れて歩けないので、トイレに連れて行ってください」と。
私はご婦人の手をひいて、エレベーターに乗って二階のトイレにお連れしました。ご婦人は酒に酔ってふらついているようなかんじで、エレベーターに足を乗せるタイミングもかなり慎重にしました。
カットのときに手が震える美容師
私の実家は理容サロンを経営して、姉も兄嫁も理容師です。
その影響を受けてか、いとこたちも、私の息子も娘も美容の道に進みました。息子も娘も新米だった頃、仕事が終わってから、カットの練習に励んでいました。私もカットのモデルになったことがあります。
手が震えてカットがうまくできないと、息子と娘に言われたことがあります。息子はメイクが専門でカットはほとんどしませんが、娘は今も現役でちいさなサロンを経営しています。
娘はカットの手が震える原因がわからないときは、あちこちでみてもらい、いろいろな治療を試みていました。カットは控え、客の髪質の悩み、シャンプーやコンデショナーの相談にのっていくうちに固定客が安定していったようです。
娘の手の震えですが、最終的に私のアドバイスをきき私の施術を受けました。(最初は親のいうことをきかなかないで、あちこちで施術を体験をして情報を入れすぎてわからなくなったようです)
小刻みに首が震える人たち
私はバスに乗る機会があります。
バスに乗るたびにいちばん後ろの席に座ります。すると、前の席の人たちの頭が見えます。たまにですが、小刻みに震えている頭が見えることがあります。
たまたま、同じバス停で降りると、「もしかして、頭が小刻みに震えているのは?」と声をかけると、相手の方も「そうなんです。医者で調べてもらってもわからないんですよ」と。
私は自分がジストニアの経験があることや、原因がわからなかったときのことを説明して「もしかして、筋肉の緊張から起る症状かもしれません」と話すと、相手の方はジストニアという聞いたこともない名前に驚きます。
詩吟のEさんもそうですが、頭が小刻みに震えている人はよく見かけます。
ジストニアの治療法について
「ジストニア」を検索するとーーージストニアとは 身体の筋肉が異常に緊張した結果、異常な姿勢・異常な運動を起こす状態です。 運動を行う回路に混線が生じた結果、運動するという命令が過剰に出ている状態と考えられています。ーーー
トップに脳神経外科の病院の案内が表示されます。
ジストニアの正しい情報を得る方法
私はジストニアという名前を知らなかったときは、検索に「身体がゆれる」の文字を打ちまくったものです。「ジストニアの正しい情報を得る方法」のリンクを貼っておきます。
ヤフーの知恵袋は参考になります
ジストニアの悩みは「ヤフーの知恵袋」にたくさん寄せられています。いろいろな方の症状を参考にできます。
以下はヤフー「知恵袋」より「一部引用」させていただきました。かなり古い内容のものもありますが、本人の生の声を知ることができます。
こんばんは。もうすぐ浪人生になる者です。
私は、去年の12月に局所性ジストニアと診断され現在は受験期間と言う事もあり学校もなく休養が必要との事で自宅で休んでいます。6年程前から、手の震えにより字が年々書きづらくなり高3になってからはほぼ書けなくなってしまいました。受験勉強が困難になってしまった事、テストの記入すらままならなくなってしまった。
津軽三味線を13年程やっています。
最近左手の薬指が巻き込みを起こすようになりどうしようもない程弾けなくなりました。 思い当たる原因は2つあります。1つは9年前から郵便配達の仕事をしていますが、かなり結構大きな郵便の束(かなり重いです)を左手で持って配達しているので、それが指に負担をかけていたのではないか?という事と、
自分はもともとギター弾きでしたので、今までずっと小指を出して弾いていました。そうすると最近薬指が巻き込むようになりました。痛みという痛みはありませんが、たまに第三関節が少し違和感がある程度です。
完治した方いらっしゃいますか?
因みにボトックスは数回打ちましたが。現在フォーカルジストニアの治療のために、近所の整骨院で鍼治療を続けているのですが、なかなか完治しません。去年の11月からだいたい週1ぐらいのペースで通っているのですが、同じ鍼治療でも、ジストニア治療専門の鍼灸院じゃないと、やはり意味ないのでしょうか?
補足
治療始めた初期の頃、整形外科でレントゲンを撮って診てもらったのですが、「まったく異常ありません。」と言われてしまいました。他にも音楽家専門医を名乗る医者にも診てもらいましたが、「腱鞘炎です。」などと、てんで見当違いな事を言われました(痛みはまったくないのだから腱鞘炎なわけない)。神経内科ではちゃんと診てもらえるのでしょうか?
以上がヤフーの知恵袋を一部引用させていただきました。
ジストニアの主な症状をまとめ
・目があけづらい(眼瞼痙攣)
・首が曲がってしまう(痙性斜頚)
・字が書きづらい(書痙)
・声が出しづらい(痙攣性発声障害)
・話すときに舌が出てしまう(口舌ジストニア)
・食いしばってしまって口が開かない(口顎部ジストニア)
・階段を降りるときに足が内側に曲がってしまう(下肢ジストニア)
・同じ動作をすると手が震える(職業ジストニア)
他。
ジストニアのことをこのような例える人がいます。
「ジストニアはガンよりも恐ろしい
自分の一番好きなことを奪われる病気」ーー。
大げさに聞こえるかもしれませんが、たしかに自分のいちばん好きなことを奪われる病気です。私もクラシックギターを断念した経験があります。
ジストニアは治る?
私はジストニアを自分で治しました。
下にリンクを貼っておきます。
私がこのブログで伝えたいことは
ーージストニアは脳が原因ではありません。
自分で治せます。
ということです。
ジストニアは治るのか?ですが
・正しい情報を得る
医者、治療法、薬の知識、健康器具、健康体操など。
・正しい練習をする
ジストニアは風邪をひいて熱を下げるときのように、薬を飲んで寝ていれば治るというものではありません。身体の動作を一つ、一つ確認しながら修正していくために正しい知識が必要です
私の夫の書痙ジストニアは半分改善しました。
どのようなことに取り組んだのか
私が夫にやったことなど
有料記事で紹介します。
準備中です。
腰痛とジストニアについて
ジストニアの人たちみてきて思うことは、全員が「腰痛」でした。
夫も娘も詩吟の女性も腰痛でした。
私も腰痛でした。
さて、この「腰痛」ですがジストニアに限らず、日常的に誰にでも起こります。
赤ちゃんを抱っこ、授乳する妊婦さん
重いカバンの中学、高校生
運送やさん
長距離の運転手
美容師
立つ仕事の人
わが家は子どもたちが学生だった頃、家族全員が腰痛でした。私も毎日、庭いじりをするとすぐ腰にきます。たかが腰痛、されど腰痛です。
私も夫もジストニアの改善のために、助けてくれた健康グッズがいくつかあります。
私のジストニアを助けてくれた健康グッズのおすすめは、まず血流をよくしてくれるものです。
ぉすすめ商品のところで案内をしています。
最後に
ジストニアの人たちをみて思うこと
ギターが弾けなくなったから
ドラムがたたけなくなったから
ピアノが弾けなくなったから
声が出なくなったから
ギターが弾けなくなったから
脳の手術をする
薬を飲む
注射を打つ
をしないで、ひとまず
ご飯を食べるときはどうか
目が見えるか
耳が聞こえるか
人と話せるか
トイレはどうか
着替えをするときはどうか
入浴するときはどうか
このことを目安にしてジストニアと向き合ってみてはどうでしょうか。