ギターを50代、60代で始めるとしたら
50代、60代にしたのは、時間のプロからみた、この年代から人生の時間の流れが急に変化するからです。それと、コロナ以来、急に世の中の時間の流れがかわりました。
時間の流れの変化は
働き方「テレワーク」など、いろいろです。
ATM、AIの登場
冠婚葬祭の簡略
ひとむかし前は、仕事と家庭と趣味の時間がある程度、区別ができたのに、コロナ辺りから、自分の時間がどこからどこまで、どこからどこまでが社会と共有する時間なのか、ハッキリしない・・・。つまり、「個の時間」と「集団の時間」の境界があいまいになったような気がします。
コンビニが登場したとき、昼と夜の時間の境界が消えた、そんなかんじです。
50代、60代でギターを始めるとしたら?
時間の使い方はどうなるのかについて。
人生の時間は4000週時間」
本「限りある時間の使い方」(オリバー・バークマン)の帯に書かれています。
人生は短い。 80歳まで生きるとして、あなたの人生はたったの4000週間だ。 90歳まで生きても4700週間。
ここから本題にはいります。
50代、60代の一日に使う時間
「睡眠」「仕事」「家事」の時間を差し引きます。かなり、おおざっぱですが。
まず、人間に必要な睡眠時間を下のグラフを参考してしてください。
国民全体の平均睡眠時間は、7時間12分で、
男性は7時間20分、
女性は7時間6分です。
女性の睡眠時間は男性より短くなっています。
男女年層別にみると、6時間台と短いのは、男性の40代・50代、女性の40~60代で、最も短いのは、6時間36分の女性50代です。
国民生活時間調査 あなたの睡眠時間は平均より長い?短い?|NHK放送文化研究所
仕事、家事の時間量
黄色は学業
水色は仕事
ピンク色は家事
個人差があると思いますが、50代、60代の時間をチェックしてみてください。
一日は24時間から、睡眠、仕事、家事を差し引くと、だいたいどのくらいの時間が残りましたか?
残りの時間から以下の時間を引きます。
生活に必要時間 食事・身の回り、身支度
趣味・娯楽の時間 テレビ、ネット、スマホ
ここに、別の時間が追加されて、24時間から引かれます。何の時間が引かれるのか?
50代、60代の身体と環境の変化
やはり、体力の衰えと何をやるにしても時間がかかるといいます。
そして周りの環境が変わり始めます。
・親が倒れた
・親が亡くなった
・介護のために出かけられない
・同級生が亡くなった
私のギター仲間も一人が抜け、二人が抜けて・・・旅行仲間も足が痛くて歩けない、腰が痛い、膝が痛い、
さらに60代70代あたりから、
医者通いの時間が増えます。
何をやるにしても時間がかかり、そして、医者通いの時間が増える。ということも頭に入れておく必要があります。
ギターに使っている時間はどれだけ?
①クラシックギターは案外と練習以外に時間がかかります。
爪の手入れは手間と時間がかかります。自炊をしたり、ガーデニングをしているので爪に神経を使っていても、折れたり、ヒビが入ったりするのでやすりで磨いたり、マニュキアをつけたり・・・。
②ギターのメンテナンス。
弦の貼り換えも手間と暇がかかります。先日、弦を巻くところ(ペグ)が壊れて、島村楽器店にギターを持参で行ってきました。ペグ本体が5000円くらいで、取り付け代金が7000円とのこと。しかも、三週間先とのこと。
サウンドハウスに申し込んで、夫に取り付けてもらいました。
③ギターは夢中になって時間を忘れる
私もギターが好きで、好きで、ごはんを食べる時間ももったいと思うときがありました。ギターは夢中になりやすい。のめり込む楽器ですね。若いときなら時間はいくらでもあるでしょう。
④身体の負担と時間のムダが多い。
クラシックギターは美しい曲がたくさんあるので、難曲に挑戦して何がなんでも弾けるまで練習する傾向にあります。私が「魔的の主題~」の曲がそうですね。ふり返ってみると、時間と身体の犠牲が多すぎました。
50代、60代からギターを一生楽しむために
ギターの90パーセントの人が挫折します。若いときなら、やり直しができますが、50代や60代はやり直しがききません。
なんのためにギターをやりたいのか
・趣味でギターのコードの音を楽しみたいのか?
・メロディをきれいに弾きたいのか?
・人生いくつになっても、ギターを弾きたいのか?
50代、60代はこのことをきちんと決める必要があります。
人生の時間は限られています。
本「限りある時間の使い方」(オリバー・バークマン)の帯に書かれています。
人生は短い。 80歳まで生きるとして、あなたの人生はたったの4000週間だ。 90歳まで生きても4700週間。
- ギターの時間を決める。
- 難曲に挑戦しない。
ここ数年、老眼になってきたので譜面台は使わないです。
楽譜を見るときに背中が丸くなるので、楽譜はみないです。
最近、ギターが重く感じれるようになりました。
私がいくつになってもギターを楽しめるのは
結論からいって、
身体が資本です。
身体がギターを弾く道具です。
私はシニアです。私は30代で子育てをしながらギター教室を開いていました。コンサートを三回。腰痛と肩こりと、しまいにジストニアが発症しました。ギターを10年間離れていました。ギター再び弾くために、ギターをイチから勉強しました。
本格的に専門の先生について、身体の使い方の勉強をしました。
- アレクサンダーテクニック
- フェンデルクライスメソッド
- 気功。ヨガ
私を助けてくれた健康グッズたちのおかげもあります。
血流ブレスレット、円形クッション、腰痛ベルト、マットレス。おすすめの商品で紹介しています。
最後にギター人生を決定的に変えたのはギターリフトです。ギターリフトのおかげで、私は再びギターをラクに弾けるようになりました。ギターは左足で決まるを参考にしてください。
次回はギターを50代、60代で始めるとしたら、ギターを幸せに弾いて、毎日の時間とどのように向き合うかについて紹介しました。